再生医療のご案内
再生医療は、すり減った関節を回復させる画期的な治療です。
痛みで歩くことが辛い、正座が出来ない等でお悩みの患者さんには大変有意義な治療法と言えます。当院は再生医療の鍼灸治療(リハビリ)を適切に行える機能再生士(一般社団法人全国鍼灸マッサージ協会認定)の資格を取得しています。
※失われた組織を100%、完全に復元する治療法ではございません。
膝が痛くなる原因は?
我々の膝関節は年齢を重ねる毎に、「すり減り」が生じます。大抵の場合、この「すり減り」が原因で痛みや違和感が生じます。この数年、ヒアルロン酸注射を「すり減り」に対して使用していますが、残念ながら効果が弱く、数日から数週間程度しか持続力がありませんので、根本的な解決策にはなっておりません。
痛みを根本的に取り除く画期的な治療法
「すり減り」が原因であれば、すり減る前の状態に戻せば良いのです。幸いにも、我々人間には「組織を再生する能力(自己修復能力)」が備わっています。簡単な傷であれば自己修復能力で対応出来ますが、痛みや違和感が強い状態になると自己修復能力ではカバーしきれなくなってしまいます。この「再生する能力」を人為的に活性化させる手法が、「再生医療」です。
注射1本で完了?
現時点で膝関節の再生医療は2種類のプランがございます。
再生医療と聞くと難しいイメージがありますが、殆どの場合、専門の医療機関で患部(膝)に注射を1本打つだけの簡単なものとなります。
人形町治療院の役割
医療機関で再生医療の注射を行うと、直ぐに組織の再生が始まります。この再生期に、当院で適切なリハビリ(鍼灸治療)を行うことにより、組織を回復させる細胞を患部に定着させる事が可能となります。また、細胞が増える事により患部に腫れや痛みが生じますが、これらの症状を抑える為に、鍼灸治療は必要不可欠と言えます。
再生医療の受け方
「再生医療を受けたい。」と、人形町治療院までご連絡下さい。再生医療を希望される患者さんでも、まずは当院で行っているYNSAの様な通常施術を試みます。数週間、通常の施術を行った後、症状に全く改善が見られないようであれば再生医療の手続きを開始致します。詳細は下記の図をご覧ください。
当院に支払う鍼灸治療(リハビリ)の料金
鍼灸治療(リハビリ)にかかる料金は、「一般社団法人 全国鍼灸マッサージ協会」の規定により全国で統一されています。
コース名 | 当院での治療回数 | 治療期間 | 料金(税込み) |
標準コース | 10回 | 2ヶ月 | 54,000円 |
お試しコース | 4回 | 1ヶ月 | 23,760円 |
別途、医療機関に再生医療の注射代を支払う必要がございます。
注射代は希望される再生医療の種類により異なります。
再生医療の2種類の治療法
提携病院で行う膝関節再生医療の治療プランです。基本的に患部に注射を打つだけの簡単な治療で、頻繁かつ定期的に通院して頂く必要はございません。料金は、Pro療法 < PRP療法 < 間葉系幹細胞療法の順に高額になります。
※2019年2月までは「Pro療法」も取り入れていましたが、現在は新規受付を終了しています。
PRP療法(多血小板血漿療法)
患者さんご自身の血液を採取し、遠心分離機で抽出したPRP(多血小板血漿)を患部に注入する治療法です。田中将大投手等のプロスポーツ選手が受けている治療として有名です。Pro療法よりも効果が強く、慢性急性問わず使用可能ですが、患部の細胞が活性化するため数日間は痛み、腫れを伴う事が多く、適切なリハビリを行わないと組織が固くなってしまう事があります。2018年4月にテレビでも取り上げられました。
間葉系幹細胞療法
患者さんの脂肪から幹細胞を採取し、培養後、体内に注入する治療法です。細胞そのものを投与するため再生促進時間が長く、現時点で最も高価ですが、治療効果も高い療法と言えます。PRP療法と同様に、暫くは患部に痛みや腫れを伴うケースが多いとされています。
再生医療QA
膝が痛いのですが、再生医療で確実に治りますか?
また、関節の状態を完全に復元する治療法ではございません。ただし、軟骨や半月板等のすり減り(損傷)が原因になっている場合、再生医療は現存する治療法の中では最も有効的な手段と言えます。
膝以外の再生医療は行っていますか?
人形町治療院で注射を打つのですか?
当院が行うのは細胞を定着させる鍼灸治療(リハビリ)となります。再生医療の注射は、当院と提携している国が認可した専門病院で行ないます。
副作用の心配はありますか?
デメリットはありますか?
再生医療の注射の種類を教えてください。
完治するまでの期間を教えてください。
治療の際に年齢制限はありますか?
どなたでも安心して治療を受けることが出来ます。ただし、90歳の患者さんが10代の頃の様な状態には戻りませんので、その点はご了承下さい。
注射後に行う鍼灸と通常の鍼灸の違いを教えてください。
どれ位で治療効果が現れますか?
病院に支払う費用を教えてください。
2019年10月の時点では健康保険の対象外となっているので、それなりの費用がかかります。最も手軽なPRO療法であれば片足で約16万、高度な培養技術が必要とされる間葉系幹細胞であれば約60万円が目安です。
その他のご質問は、当院(可能な限り電話以外の方法)か、『一般社団法人全国鍼灸マッサージ協会』にお問い合わせ下さい。また、一部の文章を『一般社団法人全国鍼灸マッサージ協会』のパンフレット『再生医療のご案内 膝の痛みを根本から治す療法』から転載しております。
2018年4月のテレビ放送について
PRP療法がテレビで取り上げられました。詳細は下記になります。