普通の鍼灸マッサージ院の場合、肩こり腰痛等の痛みを訴えて来院される患者さんが多いのですが、当院の場合は2008年の開業以来、これらの一般的な症状よりも逆子治療(骨盤位)で来院される妊婦さんの方が多く、時期によっては1日に来院される大半の患者さんが妊婦さんや、産前・産後の諸症状に悩まされている方になってしまう程です。
※一般的な婦人科のコーナーはこちらをご覧ください。
逆子灸の必要性
医学の発展とともに分娩の安全性は極めて高くなりましたが、帝王切開は経膣分娩と比べると母体へのリスクが3~5倍に高まります。このため、可能な限り計画的な帝王切開は避けたいものです。当院が施す秘伝の逆子灸は100%ではないものの、高確率で赤ちゃんを頭位に整復することが可能となっています。逆子が治らなくても、お灸は母体に良い影響をもたらしますので、ぜひ取り入れて頂きたいものです。
初診時の大まかな流れ
- ~5分問診待合室で予診票に記入して頂いたデータを元に、患者さんの問診を行います。予診票の記入は分かる範囲で簡単で結構です。困った事、分からない事がございましたら、この際に遠慮なくどうぞ!
- ~10分触診赤ちゃんの場所を確認するために腹部の触診を行います。繊細な作業のため肌に直接触れる必要がございますので、ご了承下さい。着替えの必要はございませんが、楽に捲くる事が出来るラフな服装(スカート、短パン等)が望ましいです。
- ~28分お灸!お待ちかねの当院秘伝のお灸を行います。使用するツボは患者さんの体調や赤ちゃんの向きによって異なりますが、手足がメインになります。施術中でも普通に会話が出来ますので、気になる点がございましたら、どしどし質問して下さい。
- ~30分終了仕上げにお肌の調子を整えるクリームを塗って施術終了です。お疲れ様でした!
以上が初診時の流れになります。当院の施術は30分の時間枠をフルに使いますので遅刻は厳禁です。予約時間の5~10分前に必ず到着して下さい。なお、逆子以外のトラブル(腰痛や浮腫等)を抱えている方は、希望によりマッサージやその他の施術をプラスαで行います。
逆子治療QA
多く寄せられる質問をまとめましたので、来院される前にご一読下さい。なお、当院では鍼灸マッサージと漢方薬を併用して産前産後のトラブル、つわり、産後うつ、痛み(腰痛、腱鞘炎、乳腺炎等)の改善や予防施術も積極的に行っておりますので、詳細はコチラをご覧下さい。
本当に治る?
ですが、当院の秘伝のお灸は目立った副作用の報告がなく、~29週で9割、30~32週で8割の改善率を誇っております。長期間逆子だったり、32週以降になると改善率は時間とともに低下しますが、帝王切開当日に戻る可能性も期待出来るため、時間が許す限りギリギリまで試してみる価値は十分あると言えます。また、お灸は母体のヘルスケアにも繋がり、ストレス、冷え、むくみ、腰痛が軽減されるなど、産前・産後に生じる諸症状の改善にも役立ちます。お灸は母子ともに優しい療法です。
安全?
外回転術の様に無理やり回すのではなく、お灸による母体の体質改善を図るため、流産やその他の事故、重篤な副作用の報告は一件もありません。また、逆子体操や服用している薬と併用しても問題ありません。枕カバー等は使い捨てで院内は患者さんの関係者しか入れませんので、極めて清潔です。待合室でも他人と顔を合わせたくない方は、セキュリティープラスの導入もお勧めです。
2008年の開業以来トラブルは一度もございませんが、切迫早産気味の方、異常妊娠等の場合は必ず主治医に相談してからご来院下さい。
医師の許可は必要?
必要ございませんが、切迫早産気味、異常妊娠等の症状が見られる場合は必ず主治医に相談してからご来院下さい。
施術方法は?
お灸の大きさは米粒以下のサイズで、冷えが強い患者さんは全く熱感を感じない時がございます。非常に小さなお灸ですので長期間、痕が残る心配はございません。極端に肌が弱い方は、稀に数ミリのカサブタや小さな水ぶくれが出現する可能性がございますが、時間とともに消失します。
お灸が初めてで心配
タイムリミットはある?
患者さんが諦めない限り帝王切開前日までお灸を続けられます。年齢も不問です。しかしながら、初診(お灸を据え始めるタイミング)が32週以降だと難しいものがありますので、可能な限り早めにご来院下さい。もし逆子が治らなくとも、鍼灸治療は母体のヘルスケアの増進に繋がる事から、お灸をすえ続けることを推奨しております。
当日予約は可能?
料金と通院期間(頻度)は?
これを週2回、治るまで行います。平均すると2週間(3~5回)で改善する患者さんが多いです。逆子と診断されてから時間が経過したり、赤ちゃんが大きくなると回りにくくなってしまうため、可能な限り早くご連絡下さい。理想は逆子と診断された直後か、30週以内にお灸を始めることです。
週2回、必ず通うの?
経験上、週1以下にしてしまうと改善率が極端に低下致しますので、特別な理由がない限り週2を徹底しております。詳細はこちらをご覧ください。
また、当院は常に予約枠が埋まっている事が多いため、初診時に2回分の予約を入れたほうがスムーズに施術を進めることが出来ます。
来院する際の服装は?
子供(あるいは付き添い)を連れて来ても大丈夫?
施術中は貸切状態となるので、多少賑やかになっても他の患者さんに迷惑をかける心配もございません。また、お子さんの顔を見ながらお喋りしつつ逆子のお灸を受けることも出来ます。ただし、院内が狭いので患者さんを含めて合計3名以内でお願い致します。
自宅でもお灸をしたほうが良い?
当院は火傷を起こしにくい高品質なお灸を販売しておりますので、ご入用の方はご相談下さい。詳細はこちらをご覧ください。
安産や逆子以外のトラブルにも対応している?
対応しております。当院では安産のお灸、つわり、産後うつを始め、各種痛み(肩痛、腰痛、腱鞘炎、乳腺炎(張り感、母乳の出が悪い等。)、子宮筋腫等)の改善予防施術も積極的に行っております。臨床数も極めて多いので安心してご相談ください。また、小児疾患(キーキー声、熱が出やすい、お腹が弱い等)の改善も取り扱っております。
その他、通常のQA、お問い合わせ等
その他、ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。直ぐに回答できるLINEがお勧めです。
○○と申します。30歳の主婦です。
30週で逆子と言われて現在31週目です。お灸をお願いしたいのですが、今週の火曜か木曜は空いていますか?
院鳥ブログで逆子の最新情報をチェック!
人形町治療院の公式ブログである「院長ブログ」では、逆子治療の最新情報を記事にしています。逆子以外にも有意義な情報が盛りだくさんなので、ぜひご覧ください。
2018年9月に、NHK総合で逆子のお灸が放送されました。