お灸

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せんねん灸の様な台座灸から本格的な直接灸まで、様々なタイプの灸療法を行っています。お灸は温熱療法とアロマテラピーの効果を併せ持ちますので、年齢や症状問わず世界中の幅広い層に受け入れられています。逆子のお灸について知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

概要

お灸(モグサ)は今から3,000年以上昔の古代中国で発明され、紀元前200年頃には現在の「お灸」と同様の姿になったと言われています。日本には西暦562年頃に鍼や按摩と共に伝わりました。お灸の原料であるヨモギは日本国内では入手しやすく、その手軽さと有効性から鎌倉時代には大衆に広まっていたそうです。

現在の日本では、鍼と灸を合わせて「鍼灸」と一括りにされていますが、実は鍼と灸は別の施術法であり、国家資格免許もそれぞれ「はり師」と「きゅう師」に分かれています。当院では鍼療法、あん摩マッサージ指圧(整体)等の施術と組み合わせてお灸を施しております。

近年では様々な理由から、肌に直接モグサを乗せる直接灸を行う治療院は少なくなってしまいましたが、人形町治療院では患者さんのニーズに合わせて直接灸も行っております。台座灸も直接灸も最終的な効果効能は変わらないというのが当院の考えですが、昔ながらの直接灸を求めて態々市外から来院される患者さんもいらっしゃいます。

また、当院では来院される患者さんの9割にお灸を施しており、特に当院に伝わる逆子の秘伝灸を求めて来院される方が多く、院内は常にお灸とお線香の良い香りが漂っております。

子供とお灸

お子さんでも普通にお灸を受けています。

お灸の効果

お灸の効果効能は基本的に鍼療法と類似していますが、鍼は鎮痛効果が高く、お灸は”体を健康にする、強くする”効果が高いと言われています。お灸のメカニズムについて詳しく解説するときりがないので割愛しますが、温熱効果とヨモギの薬効が作用しているためです。この2つの効果はマッサージ(整体)や鍼療法では再現できないので、現在でもお灸が愛され続けている理由のひとつとなっています。

また、お灸の刺激により体内で特殊なタンパク質“ヒートショックプロテイン(HSP)”という物質が作られ、この物質が免疫力を強化し、体を元気にするという研究結果も発表されれています。

物理的な刺激の他に、モグサ独特の香りも重要なポイントです。特に日本人には馴染み深い「懐かしい香り」として心身のリラックス効果が期待できます。

お灸は自宅で気軽に施せるため、長い間続けられるという利点があります。専門家が行う絶妙なお灸は当然大切ですが、自宅で日々行うセルフケアは極めて重要です。どんなに良い治療法でも、続けられなければ意味がないのです。

台座灸

いま主流の台座灸(円筒灸)

当院が主に使っている台座灸は、熱量を和らげるために肌とお灸の間にワンクッション入るようになっています。そのため温かいお風呂に入ったような心地よい温度になります。院内では、直接灸用の最高級モグサを始め、煙や匂いが少なくセフルケアに適した台座灸を格安にて販売しております。

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